100台以上の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた「ららまろ」です。
Technics(テクニクス)は、パナソニックが誇るハイエンドオーディオブランド。
ターンテーブル「SL-1200」が有名で、多くのオーディオファンがテクニクス製品を愛用しており、音質にとても定評がある日本のブランドです。
前作の「Technics EAH-AZ70W」は、テクニクス初の完全ワイヤレスイヤホンと言うこともあり、音質は素晴らしいながらもケースが自然放電したりと、完成度は今ひとつでした。
ですが、新作の「Technics EAH-AZ60」は自然放電もなく、さらには2台同時に接続できるマルチポイントにも対応!
LDACにも対応でハイレゾを楽しむことができますし、通話品質もトップクラスのクリアさで動画で実際に音質を確認できます。
本記事では、同時発売の「 Technics EAH-AZ40 」との違いも紹介していきます!
- キラッと輝く高級感のあるデザイン
- ノイキャンと外音取り込み機能も高性能
- 2台同時接続できる「マルチポイント」対応
- ハイレゾ対応コーデック「LDAC」に対応
- 「Just My Voice」クリアな通話が可能
- 専用アプリで好みにカスタマイズ可能
- 深みがあり臨場感あふれる音質
2台同時に接続できる利便性と、通話品質、音質にこだわる方は要チェックです!
YouTubeでも紹介してます!
本記事はメーカーより製品の提供を受け作成しています
Technics EAH-AZ60 の概要
Technics EAH-AZ60 の詳細スペックはこちら!
Technics EAH-AZ60 | Technics EAH-AZ40 | |
---|---|---|
再生時間 | イヤホン:最大7.5時間 ケース込み:最大25時間 | イヤホン:最大7.5時間 ケース込み:最大25時間 |
ノイズキャンセリング | 〇 | × |
外音取り込み | 〇 | 〇 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
ワイヤレス充電(Qi) | × | × |
低遅延モード | × | × |
専用アプリ | 〇 | 〇 |
マルチポイント | 〇 | 〇 |
JustMyVoice | 〇 | 〇 |
コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC |
ドライバー | 8mm径バイオセルロース振動板 | 6mm径PEEK振動板 |
付属品はこちら!
- 充電用USB Type-Cケーブル
- シリコンイヤーピース(XS1、XS2、S1、S2、M、L、XL )
今回紹介するのはTechnics EAH-AZ60 のシルバーと、Technics EAH-AZ40のブラック。
Technics EAH-AZ60 は、「シルバー」と「ブラック」の2色あります。
Technics EAH-AZ40 は、「シルバー」と「ブラック」「ローズゴールド」の3色。
Technics EAH-AZ60 のケースはパール感のあるキラッとした質感で高級感があります!
充電端子はUSB Type-Cで安心!
イヤホン本体は、細かいスピン加工で光がキレイに反射するデザイン。
Technics EAH-AZ60 のイヤーピースは2種類付属しており、横幅のある「XS2」と「S2」
高さのある「XS1」と「S1」「M」「L」「XL」で合計7サイズも付属してきます!
一方、Technics EAH-AZ40 は高さのあるタイプが3サイズ付属。
Technics EAH-AZ60 と Technics EAH-AZ40 のケースを比較していきます。
少しだけ、 Technics EAH-AZ40 の方がコンパクトになっています。
イヤホン本体も、Technics EAH-AZ40 の方が少しだけコンパクト。
耳の小さい女性の方には、AZ40の方がフィットしやすい印象です。
前作「Technics EAH-AZ70W」と比較すると、新作2機種ともかなりコンパクトになっています。
Technics EAH-AZ60は、IPX4の防水性能!
あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
雨の日や運動時でも安心して使用できます。
イヤホンはタッチセンサーで操作!
- タッチ操作はアプリで好みに変更可能!
Technics EAH-AZ60 のペアリング方法
Technics EAH-AZ60のペアリング方法を説明します!
イヤホンをケースから取り出すと、自動でペアリングモードになります。
Androidスマホの場合は、Google Fast Pair対応でポップアップが表示されます。
接続済みになったら、ペアリング完了です!
Technics EAH-AZ60 のレビュー
Technics EAH-AZ60 の特長はこちら!
長時間使用可能なバッテリー性能
ノイズキャンセリングOFF時の再生時間は、イヤホン単体で最大7.5時間、ケース含め最大25時間と十分なバッテリー性能です。
前作「Technics EAH-AZ70W」で問題となっていた自然放電(使用しなくてもケースの充電がどんどんなくなっていく)も解消されており、問題なく使用できています。
充電端子はUSB Type-Cで汎用性も高く、15分の充電で最大80分の再生が可能な急速充電にも対応。
自然放電がなくなったのは良いポイントですが、ワイヤレス充電対応だったら、良かったですね。
安定感のある装着感
イヤホン本体は、人間工学に基づき耳との接触の面積が増えるデザイン。
耳から浮きくく、耳から外れにくいデザインでしっかりとした装着感です。
Technics EAH-AZ40 の方がコンパクトで耳の小さい女性にもしっかりとフィットしやすい印象です!
装着感は、前作の「 Technics EAH-AZ70W 」よりかなり良くなりました!
100段階でレベル調整できるノイズキャンセリング
Technics EAH-AZ60は、アプリで100段階からレベルを設定することができます。
※ Technics EAH-AZ40はノイキャン非対応。
10段階でノイキャンの強さを表現すると8点
(8/10)
※Bose QuietComfort Earbudsを満点の10点として、相対的に評価しています。
8点はかなり強力なのノイキャンでしっかりとノイズを軽減してくれます!
強すぎて耳が詰まるような圧迫感があっても、レベルを下げれるのもポイント!
100段階でレベル調整できる外音取り込み機能
Technics EAH-AZ60 は、 アプリで100段階からレベルを設定することができます。
※ Technics EAH-AZ40は100段階で調整はできません。
また、「トランスペアレント」と「アテンション」を選択することができます!
- トランスペアレント:周囲の音をそのまま取り込む(100段階で調整可能)
- アテンション:音楽の再生を一時停止して、声をより聞こえやすいように取り込みます。
10段階で外音取り込みのレベルを表現すると8点
(8/10)
※Bose QuietComfort Earbudsを満点の10点として、相対的に評価しています。
ノイズも少なく、強調した感じもない自然な質感です。
僕は、外音取り込み機能をONにするときは声を聞きたい時なので、アテンションにしています。!
専用アプリで好みにカスタマイズ可能
専用アプリで使いやすいようにカスタマイズすることができます!
アプリは、iPhoneとAndroidスマホに対応!
- イコライザーで音質を変更できます。
4つのプリセットと自分で5つのパラメータを操作することで好みの音質に変更することができます!
- タッチ操作の内容も変更可能
「1タップ」「2タップ」「3タップ」「長押し」を好きな内容に変更することができます。
アイコンでもわかりやすく書かれており、直感的に設定することができますね!
- 音質優先か、接続優先か選択できる
音質を優先するとデータを多く伝送するため、音が途切れやすくなります。
そのため、駅などの混線する場所では接続優先にすることで音を途切れにくくすることが可能。
これだけ自分好みにカスタマイズできれば、とても使いやすいはずです!
「マルチポイント」対応
2台同時に接続することができる「マルチポイント」に対応!
プライベート用のスマホで音楽を聴いている時に、仕事用のスマホに電話が来た場合でもイヤホンで通話可能。
または、スマホとPC、スマホとタブレットなど様々なデバイスを使用する現在ではかなり便利な機能となっています。
ちなみに、価格の安い Technics EAH-AZ40 もマルチポイントなのが素晴らしいです!
※ Technics EAH-AZ60 はマルチポイントをONにすると、LDACが使用できなくなります。
マルチポイント対応の完全ワイヤレスイヤホンは本当に少ないので、かなり良いポイントです!
騒がしい環境でもクリアな通話ができる「JustMyVoice」
ビームフォーミング技術や音声解析技術などの組み合わせによる、独自の通話音声処理技術「JustMyVoice™」テクノロジーを搭載。
動画で「 JustMyVoice 」ON、OFFを比較しましたが、全然違います!
騒音を軽減しつつも、自分の声だけクリアに聞こえるのがとても不思議になります!
YouTubeで通話品質を確認できるので、見てください!
上品な響きと広がりを楽しめる音質
Technics EAH-AZ60 は、深みのある低音と、広がりのある高音が印象的。上品な響きと広がりで臨場感あふれる音質を楽しむことができます!
また、LDACにも対応でハイレゾも楽しめます!
- 低音:深みのある低音と響きが印象的。適度に横に膨らむため重たく、迫力のある低音を楽しめます。
- 中音:ボーカルの響きも良く、特に女性ボーカルはしっとりとした艶やかな音で上品な音色。
- 高音:キラッとした煌びやかさがありつつも、刺さる感じもなし。シンバルやバイオリンなどの艶感と心地いい響きが素晴らしいです。
- 音場(空間の広さ):響きが良い分、とても広い空間で窮屈な感じもなく、ゆったり音楽を楽しめます。
おすすめの音楽ジャンル
→力強い低音でEDMも楽しめるし、クリアな高音と響きでクラシック系も美しく聴けるのでオールジャンルいけます!
- ロック
- EDM
- JPOP
- クラシック
- ジャズ
- Technics EAH-AZ60:低音寄りでゆったりとした深みのある音質。癖も少なく、クラシックや打ち込み系のEDMも楽しめる万能な音質です!
- Technics EAH-AZ40:メリハリのある元気の良い音質。AZ60がゆったり系なので音色が結構違います。ロックやEDMをノリよく楽しむのに向いた音質です。
- Technics EAH-AZ70W:AZ60より高音のキレの良さと響きが印象的。クラシックとの相性が特に良い音色。
Technics EAH-AZ60 レビューまとめ
Technics EAH-AZ60 は、2台同時接続だけでなく、通話品質もかなり良くアプリでカスタマイズもできる多機能な完全ワイヤレスイヤホンでした。
音質もゆったりとした深みのある上品な低音と響きで、オールジャンル楽しめる万能な音質で臨場感たっぷりたのしむことができました!
YouTubeでも紹介してます!
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